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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 12 霧とグールと火炎放射
198/350

#198

「アンデッドってアレッスか、ゾンビとかそっち系の」

「どっち系だかわかりませんけれど、ゾンビは確かにアンデッドですわ」

 テツヤとハギが話してるところに、代わりに戸締まりをしてきたフィナンシェも加わる。

「この辺りでは屍食鬼グールが多いんですよう」

「それゾンビとどう違うんスか」

 テツヤはゲームの知識くらいしかないから、せいぜい色と経験値が違う程度にしか思ってない。

「ゾンビはただ徘徊してるだけですけどお、グールは死体とか生きてる人とかを食べちゃうんですよお」

 脅かしてるつもりなのか、フィナンシェは両手を前に出して迫ってくるけど、元々ゴーストなんだからむしろそのポーズは正しい。

「まあ多いといっても大軍で襲ってくるワケではありませんから、ちゃんと戸締まりをしておけば問題ありませんわ」

 なんてことを言ってるところへ、ユベシが駆けこんできた。

「大変だ大変だ」

「オメーまだ起きてたのか」

 テツヤが立ち上がって叱ろうとするけど、ユベシは「それどころじゃねーよ」って制止する。

「家の外に、グールみたいなのがいっぱいいるんだよ」

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