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ある夜のこと。
このところ毎晩のように賭場に出てたネリキリも、連日休みナッシングってワケにもいかないので、休みをとって事務所でのんびりしてる。
「いーなー、オレも賭場行ってみたいなー」
夕食を済ませた後のテーブルで、この前ネリキリとカヌレが勝負してたのと同じカードゲームをしながら、ユベシがつぶやく。
もちろんチップのやり取りだけで、カネを賭けてるワケじゃない。
「どうする?」
ネリキリの代わりにディーラー役をしてるテツヤが、ユベシに尋ねる。
「勝負」
「よし」
同時にカードを開く。テツヤが7で、ユベシが8。
「へへへ、またオレの勝ちー」
「くっそー、また負けた」
本気で悔しがるテツヤを見て、横からネリキリが口を出す。
「テツヤは弱すぎるんだよ」
思い返せばサイコロ賭博の時も、相手のクソデブが勝手に自滅しただけで、テツヤの出目は最悪だった。




