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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 12 霧とグールと火炎放射
196/350

#196

 ある夜のこと。

 このところ毎晩のように賭場に出てたネリキリも、連日休みナッシングってワケにもいかないので、休みをとって事務所でのんびりしてる。

「いーなー、オレも賭場行ってみたいなー」

 夕食を済ませた後のテーブルで、この前ネリキリとカヌレが勝負してたのと同じカードゲームをしながら、ユベシがつぶやく。

 もちろんチップのやり取りだけで、カネを賭けてるワケじゃない。

「どうする?」

 ネリキリの代わりにディーラー役をしてるテツヤが、ユベシに尋ねる。

「勝負」

「よし」

 同時にカードを開く。テツヤが7で、ユベシが8。

「へへへ、またオレの勝ちー」

「くっそー、また負けた」

 本気で悔しがるテツヤを見て、横からネリキリが口を出す。

「テツヤは弱すぎるんだよ」

 思い返せばサイコロ賭博の時も、相手のクソデブが勝手に自滅しただけで、テツヤの出目は最悪だった。

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