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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 11 骨と薬とマネーゲーム
195/350

#195

「これでカヌレもおとなしくなるッスかね」

 ビールに似た発泡性の酒を飲みながら、テツヤがつぶやく。するとネリキリは即答。

「無理だろうな。ヤツだってペリン商会の看板しょってるんだ、やられっぱなしで引き下がるってことはないだろう」

「そうッスね」

 テツヤも元の世界ではカヌレに近い境遇だったので、その気持ちはわかる。

「何してくるかわかんねえッスから、しばらくはオイラたちもここに通った方がいいッスね」

「そうだな」

 ディーラーのネリキリが休んでるので、店内は今は普通の酒場と同じ状態。

 そこにハギの声が響く。

「今日はイキったバカがカネを落としていきましたから、皆さんの酒代はワタクシたちがもちましてよ!」

 歓声があがる。

 今日は賭場の初日だし、これで客が今後も来てくれれば、酒代くらいはすぐに元が取れる。計算高いハギらしいやり方だ。

「この調子でうまくいけりゃいいんスけど……」

 ハギと客たちが浮かれる中、テツヤは心配をつのらせるのだった。

★アニキ語録

『(賭場の客は)ミツバチと一緒だ』

 「追いこみすぎると刺されるから気をつけろ」とも言ってたッス。

 時々そういう上手いことも言うんスよ。

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