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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 11 骨と薬とマネーゲーム
191/350

#191

「もう1本腕を賭けるだと……?」

 ネリキリが提案してきた上乗せに、カヌレはもちろんテツヤたちも驚きを隠せない。

「やめるッス、それは無謀ッス!」

「そうですわ、いくら他にとりえがないからって!」

 だからそれは言っちゃダメって何度も言ってるのに。

 ネリキリは、カヌレのカードが9だって知らないはず。

 ていうか、知ってたらなおさら勝負するのは無謀。

(バカなのか? それともブラフか?)

 カヌレが表情を窺っても、ネリキリは余裕を崩さない。

「安心しろい。ワシは勝てる勝負しかせんわい」

(アイツがあんなに自信を持って断言するってことは……)

 カヌレの頭に浮かぶ可能性は1つ。

 10のカードだ。

 カードが10なら、絶対に勝てるんだから強気で勝負に出られるに決まってる。

 ネリキリのカードがホントに10の確率は9分の1。

 つまり9分の8はカヌレが勝つ。

 けど、もし9分の1が起きてしまった場合。

 カヌレはそっとハンマーに目をやる。

 砕かれるのは自分の骨だ。

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