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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 11 骨と薬とマネーゲーム
185/350

#185

 それから10回近く互いに勝ったり負けたりをくり返して、戦況はカヌレがやや有利ってところ。

 横で見てたテツヤが思ったのは、とにかくカヌレの引きが強い。

 カードを引く確率は10枚とも同じはずなのに、カヌレが引くのはほとんどが7以上の強いカードばかり。逆に1とか2とかの弱いカードはちっとも引かない。

(どう考えたって怪しいッスけど……)

 イカサマの証拠が見つからない。

 対戦してるネリキリはもちろん、横でテツヤとハギとラスクが総動員で見張ってるのに、カヌレの動作にはどこもおかしな様子は見られない。

(カードをすり替えてるワケでもねえし、細工もしてねえッス。けどだったら、どうしてあんな強い引きが?)

 パニクりかけてるテツヤの横で、同じようにずっと見てたハギがつぶやく。

「……なるほど」

「何かわかったッスか?」

 テツヤの問いに、ドヤ顔でうなずくハギ。カヌレに向けて、ずずいと指を突きつける。

「貴方、ラックポーションを使いましたね」

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