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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 11 骨と薬とマネーゲーム
186/350

#186

「何スか、ラックポーションって」

 いきなり謎のアイテムが出てきて、テツヤはすっかり困惑。

「すごく簡単に言いますと、運がよくなる薬ですわ」

「ヤクッスか!? それってヤバいブツなんスか?」

「たぶん何か誤解をしていますわ」

 ポーションは別に、幻覚を見たり楽しくなったりするタイプの薬じゃない。

「ラックポーションは合法です。この町に限らず、王都でも普通に売られていましてよ」

「へえ、そうなんスか」

 合法なのは納得したけど、テツヤはどうも釈然としない。

「けどそれって、ズルくないッスか」

 バクチはテクニックや駆け引きの要素もあるけど、運に左右される部分が大半だ。その運を薬で調節できるなら、有利になるに決まってる。

「ズルじゃねえ。バクチにラックポーションを使うのは、うちの賭場だって認めてる」

 カヌレも言うので、テツヤもさらに尋ねる。

「いいんスか? そんなの認めたら、みんなやるんじゃねえッスか?」

「それはですね」

 するとカヌレじゃなくて、ハギが答える。

「ラックポーションはものすごく高価なんです」

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