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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 11 骨と薬とマネーゲーム
184/350

#184

「勝負だ」

 親のネリキリが先に告げる。カヌレは少し考えて、「乗った」と返答。

 そして2人が同時にカードを開く。

 ネリキリのカードは4で、対するカヌレは6。

 ひっくり返して9にできないように、下に印がついてるあたり芸が細かい。

「俺の勝ちだな」

「ま、最初はこんなもんだ」

 どっちもこれ1回の勝負にするつもりはサラサラないらしく、カヌレが2枚の銀貨を手元に引き寄せると、ネリキリはすぐにカードをシャッフルし直す。

「どうして4なのに、ネリキリは下りなかったんスか?」

 シャッフルしてる間、テツヤは小声でラスクに聞いてみる。

 普通に考えれば、自分のカードが5以下の時は負ける可能性が高いんだから、勝負に出るのは分が悪い。

「最初だから様子を見たってのもあるだろうが、ディーラーがあんまり下りてばっかりいるのもみっともないからな」

「なるほど」

 テツヤもその感覚はよくわかる。要はケンカと同じで、ビビってるって相手に思われたらその時点で負けってことだ。

(ルールが単純な分だけ、駆け引きの要素が強く出るんスね)

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