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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 11 骨と薬とマネーゲーム
183/350

#183

 ここでペリン商会がカヌレみたいなのをバンバン送りこんで、無理やり賭場を荒らすのはわりとイージー。

 けどテツヤたちだってそれは想定内だし、多少やられたところで場所を変えて出直す手もある。

 それよりも、純粋にバクチで勝負して負かしちゃえば面子は丸つぶれだし、資金も持ってかれてダメージは絶大。

(けど、それには問題があるッス)

 ズバリ、カヌレが勝負で勝つのが絶対条件ってこと。

 これでカヌレがボロ負けしたら、面子がつぶれるのは逆にペリン商会の方。金も取られていいことなし。まさにハイリスクハイリターン。

 それをあえてやってくるってことは、何か勝算があるのか。

(とりあえずは、お手並み拝見ってとこッスかね)

 カヌレがイカサマをしないように見張りつつ、まずは相手の出方を窺う。

「それじゃ、始めるか」

 ネリキリがそう言って、自分とカヌレの前にカードを1枚ずつ配る。カヌレは自分にしか見えないように、ちょっとだけめくって中を確認する。

 互いにテーブルの上に銀貨を1枚ずつ置く。全く勝負をする気がなくても、最低1枚は置かなきゃいけないのがルール。だからずっと下りてたら所持金は減ってく一方。

「……」

 テツヤたちや周りの客たちも見守る中、この夜1番の勝負が始まった。

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