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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 11 骨と薬とマネーゲーム
182/350

#182

 宿屋でサイコロ賭博をやった時には、ネリキリが重りで出目の偏ったサイコロを使ってた。

 けどカードでは、そんな仕込みなんてできない。

 数の大きいカードを別に持ってこっそりすり替えたとしても、相手のカードと同じ数が出たら速攻でイカサマがバレる。リスクが大きすぎる。

(やるとしたら、カードに自分だけわかる印をつけとくとかッスかね)

 なんて内心では思っても、当然口に出して言うはずがない。

「それじゃあまずはチップを買ってもらって……」

 ネリキリが言いかけたのを、カヌレが制する。

「こっちは遊びに来てるんじゃねーんだよ。コイツでいこうや」

 テーブルの上に布の袋を投げ出す。袋の端を持って持ち上げると、出てきたのは大量の銀貨。

 金額でいうと1万パケット以上。

(なるほど、そういうことッスか)

 ここまできて、テツヤもようやくカヌレの狙いがアンダスタン。

(襲撃じゃなくて、バクチで潰すつもりッスね)

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