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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 11 骨と薬とマネーゲーム
175/350

#175

「そんなの、回ってる店のどれかを脅して、無理やりスペースを提供させればいいだけの話ですわ」

 とにかくクリーズの顧客を奪いたいハギが無茶を言うけど、テツヤはもうちょっと落ち着いてる。

「待つッス。適当に賭場を作っても利益なんか出ねえッス」

 テツヤはアニキのお供で集金を手伝ったり、サクラをやったりしてたので賭場に関してはそこそこ詳しい。

「まず大通りに面した店はやめた方がいいッス。ペリン商会や警察に目をつけられやすいッスから」

 どっちも敵だけど、特に取り締まる権限を持ってる警察に知られるのはマズい。クリーズが宿屋の賭場で稼いでるなら余計に、競争相手が増えるのを望まないだろう。

「カタギの連中が間違えて寄り付かないような、ちょっと中心から外れたところがいいッス。多少行き来するのが不便な場所でも、バクチをやってるとこには自然と客が集まってくるッス」

「そういうものなんですか」

「やっぱ兄ちゃんすげーや」

 ハギたちの反応はそれぞれだけど、特に反対する意見は出てこない。

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