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「そんなの、回ってる店のどれかを脅して、無理やりスペースを提供させればいいだけの話ですわ」
とにかくクリーズの顧客を奪いたいハギが無茶を言うけど、テツヤはもうちょっと落ち着いてる。
「待つッス。適当に賭場を作っても利益なんか出ねえッス」
テツヤはアニキのお供で集金を手伝ったり、サクラをやったりしてたので賭場に関してはそこそこ詳しい。
「まず大通りに面した店はやめた方がいいッス。ペリン商会や警察に目をつけられやすいッスから」
どっちも敵だけど、特に取り締まる権限を持ってる警察に知られるのはマズい。クリーズが宿屋の賭場で稼いでるなら余計に、競争相手が増えるのを望まないだろう。
「カタギの連中が間違えて寄り付かないような、ちょっと中心から外れたところがいいッス。多少行き来するのが不便な場所でも、バクチをやってるとこには自然と客が集まってくるッス」
「そういうものなんですか」
「やっぱ兄ちゃんすげーや」
ハギたちの反応はそれぞれだけど、特に反対する意見は出てこない。




