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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 11 骨と薬とマネーゲーム
174/350

#174

「賭場を開くべきですわ」

 夕飯の席で、ハギがいきなり切り出した。

「よその組織から顧客をぶん捕って、地盤はできてきましたけれど、大きく稼ぐにはやっぱり賭場が一番です」

「それは確かにそうッスね。今抱えてる店って、どれもそんなに儲かるとこじゃねえッスし」

 収益が労力に見合わないから、ペリン商会が手を出してこなかったとこばかりだ。

「それに宿屋から撤退させられてからというもの、ネリキリが全く役に立っていませんわ」

「ええー!」

 目の前でお荷物宣告をされて、露骨にショックを受けるネリキリ。

 今食べてる夕飯だって、ネリキリが作ったのに。

「聞いた話ですと、宿の食堂で開いていた賭場は今も残っていて、クリーズの小遣い稼ぎに使われているそうではありませんか! あームカつく!」

「それは俺も聞いた。本当らしい」

 ラスクも同意する。

「ですから、資金に余裕の出てきた今こそ賭場を開くべきなのです!」

 テーブルをドーンドーン叩きながら、ハギが熱弁する。皿がガチャガチャ鳴るのもお構いナッシング。

「言いたいことはわかるッスけど」

 動いた皿を戻しながら、テツヤが尋ねる。

「どこに作るんスか」

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