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それからテツヤの意見を取り入れて念入りに選考を行い、場所が決まったのは数日後。
町外れにあった酒場の一角を使って、新しい賭場がついにオープンした。
「いやあ、無事にオープンできてよかったッスね」
「まったくですわ。こういう場所がないと、ネリキリが役に立ちませんもの」
実際、戦闘力はユベシ以下のネリキリが、こういう場所では生き生きしてる。
「ほい、10。ワシの総取りだな」
「うわあ、マジかよ」
初日ってこともあって、客の入りはそんなによくない。これはテツヤが、繁盛してない店をわざと選んだのもある。
「こっちから宣伝なんかしなくても、バクチをする連中は自然に賭場を見つけて引きつけられるッス。『ミツバチと一緒だ』ってアニキも言ってたッス」
ハチと違うのは、賭場の客はカネを置いて帰ること。
それも全員から巻き上げなくたっていい。何人か勝って帰る客がいても、トータルで利益が出てればオッケー。
さらに客が酒や料理を頼むから酒場自体も儲かって、テツヤたちにとってはいいことづくめ。




