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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 10 壺とシャウトとエリートコース
172/350

#172

「これは油代ッス」

 テツヤが払った代金を、店主は「ど、どうも」と恐縮しながら受け取る。

「まあ、中が油だってのは知らなかったんスけどね」

 なんて言ってテツヤが頭をかいてると、ユベシが叫ぶ。

「兄ちゃん、姉さん、すげーよ!」

 何やら目をキラキラさせてるユベシ。

「ワタクシもですの?」

「そーだよ姉さん! 姉さんがあのゴブリンを振り向かせてから兄ちゃんの壺、それで姉さんが魔法で火をつけるって、どんだけ完璧な連携だよ!」

「ど、どうも」

 ユベシにベタ褒めされて、むしろ恐縮してるハギ。リアクションが油屋と一緒になってる。

「オレに実戦はまだ早いって2人に言われて、最初はムカついたけど、あんなの見せられたら納得するしかねーよ。息ピッタリだもん」

「そ、そうでした? えへへ」

 息ピッタリって言われて嬉しそうなハギ。その横で、ユベシはまだキラキラしてる。

「兄ちゃん、オレもっと特訓頑張るよ! それで2人みたいな連携できるくらい強くなる!」

「お、おう。頑張れ」

 テツヤもそう言うしかない。

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