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#171
「オウ、そのガキが相手しねえんなら、オメーらが落とし前つけてくれるんだろうな、アァン?」
「もちろんですわ」
詰め寄るカヌレにハギは即答すると、ゴブリンの背後を示す。
「ん?」
カヌレが振り向くと、そこには壺を持ったテツヤ。
「とう」
カヌレの脳天目がけて、躊躇なく振り下ろす。
パリーン。
「ぎゃあ」
しかも壺は空じゃない。
「これは……油か!?」
「その通りでしてよ」
テツヤが離れるのと同時に、ハギが火の玉を打ちこむ。
立ち上る火柱。
「ギャアアアア!」
絶叫するカヌレを見ながら、ハギはつまんなそうに一言。
「なーんだ、今日はダイナマイトはありませんのね。あったら爆裂四散していましたのに」
地面をゴロゴロ転がって、必死で火を消すカヌレ。
その頭をテツヤがガッと踏みつける。
「オメーいいかげん覚えた方がいいッスよ。弱いんス」
「うううう」
うめきながら、這いずるように逃げてくカヌレ。
「けど、油なんてどこにあったんだ?」
「そこだ」
テツヤが示したのは、油の入った壺を並べて売ってる店。
どうやら油屋の模様。




