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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 10 壺とシャウトとエリートコース
168/350

#168

「ゴチャゴチャ言ってねえでカネ払いやがれ!」

「ヒイイイ払います払います!」

「店に火ィつけられてえのかオラー!」

「どうかご勘弁をー!」

 ユベシが店に乗りこんで怒鳴り散らせば、どこの店主も面白いようにカネを払ってくれる。

「うん、朝より声が出てるな」

「えへへ、練習の成果だね」

 テツヤに褒められてご機嫌のユベシ。それと対称的に、ハギの機嫌は悪くなる一方。

「……」

「ど、どうかしたッスかハギさん!?」

「いいえ、何でもないですわよ」

「ぜってえ何かある時の言い方ッス!」

 なぜかガンを飛ばしてくるハギに、すっかり困惑モードのテツヤ。

 どんどんおかしな空気になってきたところで、背後から声。

「おいオメーら」

 テツヤたちが振り向くと、そこにいたのはカヌレ。

「あら貴方、クリーズに逮捕されて、そのまま処刑されたんじゃありませんの?」

「されてねーよ! 親分が保釈金出してくれたんだよ!」

 確かに逃げてきたにしては堂々としすぎてる。どうやら本人の言う通り、ちゃんと保釈された模様。

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