163/350
#163
そんなテツヤにべったりのユベシを見て、ハギも呆れた様子。
「ラスクさんだって、テツヤさんとそんなに歳は違わないはずですけれど」
なのにラスクにはそんなになついてない。
「アイツはテツヤほど愛想がねえからなあ」
ネリキリも会話に加わって、ハギとお茶なんかすすってる。
「ハギさん見ててください、オイラコイツを一人前に育てて見せるッスよ」
「あーはいはいそうですか。好きになさればいいですわ」
何だか妙に乗り気になってるテツヤとは対照的に、ハギは冷めた様子。それに気付いたネリキリが聞いてみる。
「どうした嬢ちゃん、もしかして妬いてるのか」
「はあ!? いきなり何ほざいてやがりますかこの後期高齢者が? あんまりナメたこと言っていると頸椎を砕きましてよ?」
「かなりガチめの暴力!」
キレ気味にネリキリを脅しつつ、ハギは内心では「ですがそうかも」ってちょっと思う。
テツヤがこっちの世界に来てから、ほとんどの場面で行動を共にしてたから、急にテツヤの関心が離れるのは正直寂しい。




