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「それにしても、ユベシはテツヤさんに本当になついていますのね」
ハギの言う通り、シンジュク・ギルドに入ってからずっと、ユベシはテツヤにべったりだ。それはもう、糊でも塗ってんじゃねえのってぐらい。
「だってグミ一家ではみんな歳が離れてたから、兄ちゃんぐらいの人って周りにいなくってさ」
確かにこの業界でユベシぐらい小さい子供は、この町でさえ珍しい。
「答えにくいかもしれませんけれど、ご家族とかどうなさいましたの」
「知らない」
サクッと即答。
別に怒ってるワケじゃないし、悲しそうな様子もない。ただ事実だけを述べてるって感じ。
「オレ、まだ小さい頃捨てられたらしくって、それから施設とか里親とか転々としてたんだ。だからホントの親がどこの誰だか知らねえし、知りたいとも思わねえ」
「そ、そうでしたの」
予想よりもヘビーなアンサーが返ってきて、動揺を隠せないハギ。
けど当のユベシに悲壮感はナッシング。
「だから今、すっげえ楽しいぜ?」




