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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 10 壺とシャウトとエリートコース
161/350

#161

「ゴチャゴチャ言ってねえでカネ払いやがれ! 店に火ィつけられてえのかオラー!」

「声が出てねえ! もっと腹から声出せ腹から!」

「はいい。ご、ゴチャゴチャ言ってねえで――」

 事務所の庭で絶叫するテツヤとユベシ。朝っぱらからやかましいこと山のごとし。

「何事ですの騒々しい」

「あ、ハギさん」

あねさんおはよう……ございます!」

 軽く会釈するテツヤと、関節がぶっ壊れたんじゃねえかってくらい腰を直角に曲げるユベシ。

「いえ、コイツに仕事のノウハウを教えてたんス」

「……わめいていただけに見えましたけれど」

 実際わめいてただけだから、そう見えるのは仕方ない。

「ギルドに入れることになった以上、オイラにもコイツを一人前に育て上げる責任があるッスから」

「育てられてるんだぜ……です!」

「無理に敬語を使わなくてもいいですわ、何だか自分がフケた気がしますから」

 姉さん呼ばわりされてる時点で多少思ってるのに。

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