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#150
そんなこんなで、どいつもこいつもボコボコにしながらちょっとずつ力をつけてたある日のこと。
いつものように適当な組織をボコボコにして、金目の物を巻き上げて帰ろうとしたところでテツヤたちに声。
「待ってくれ」
もちろんそんな声に聞く耳なんかドントハブなテツヤたち。スルーして立ち去るけど、声はさらに続く。
「なあ待ってくれったら。なあ、なあって」
あんまりしつこいから、根負けしたテツヤが振り向けば、人間の少年が追いかけてきてる。
「何だオメー」
テツヤがすごんでも少年はビビるどころか、目をキラキラさせてる。元の世界なら小学校高学年くらいだけど、この世界の教育制度がどうなってるかテツヤが知ってるはずもない。
「オレはユベシ。兄ちゃんたちが今ボコってた、グミ一家の見習いやってるんだ」
「その見習いが何の用だ。仲間をボコられた仕返しにでも来たのか」
テツヤがさらに詰め寄ると、ユベシと名乗った少年は「違う違う」と手を振る。
「オレも兄ちゃんたちの仲間に入れてほしいんだ」




