148/350
#148
「とりあえず、今の勢力状況は確認できたな」
ラスクが言う通り、今回の件でテツヤたちを取り巻く状況はクリアリーになった。
まずテツヤたちシンジュク・ギルドとペリン商会の対立は深まる一方。この宿に関しては手打ちになったとはいえ、そんなの本気で信じるバカなんていない。
そのペリン商会は、どうやら警察との関係はよくない模様。カヌレがこれまでに何度か逮捕されてるみたいだし、他の連中だって無傷ってワケじゃないだろう。
そしてシンジュク・ギルドと警察も、当然ながら対立してる。ハギがクリーズのことを毛嫌いしてるのもあるけど、テツヤたちだって別に仲良くするつもりもない。
「三つ巴ッスね」
テツヤの言葉にうなずく一同。
「そうなると、当面の活動をする上での方向性が見えてきましたわ」
ハギが急に前向きなことを言い出したので、警戒するテツヤ。
「警察署を爆破するとか言わないでほしいッスよ?」
「それもしたいですが、まだ先の話ですわ!」
「いつかはするんスね……」
ため息をつくテツヤはさておき、ハギは続ける。
「ワタクシたちの取るべき次の手は――」
★アニキ語録
『敵の敵も敵だ』
要するに、自分たち以外はみんな敵ってことらしいッス。
片っ端からぶっ潰せばいいんスから、わかりやすいッスよね。




