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テツヤに詰め寄られても、クリーズの余裕は消えない。
「別にナメてるつもりはねえんだけどなあ」
ニヤニヤしながら言うけど、テツヤたちから見たらその態度がもうナメてる。
「確かにオイラたちはペリン商会を弱体化させるつもりッスけど、そうなりゃ今度はオイラたちがペリン商会の居場所につくだけッス。オメーらの好きにはさせねえッスよ」
「寂しいこと言うねえ。利害が一致してるんだから、仲良くしようじゃねえの」
「一致してねえッス。『敵の敵も敵だ』って、アニキも言ってたッス」
テツヤは訴えるけど、クリーズのニヤニヤを崩すには至らない。
「あーそうかいそうかい。それじゃそのアニキってヤツによろしく言っといてくれよ」
突然飽きたみたいに言い捨てると、そのまま宿を出る。警官たちも逮捕するのかしないのか迷ったみたいだったけど、結局クリーズの後を追った。
「あー、やっぱりムカつきますあのヒゲ! 絶対いつかむっ殺してやります!」
警官たちがいなくなってから、ハギがガマンしてた分を吐き出すように地団駄踏む。
クリーズ個人もそうだけど、警察って組織そのものと相性がとことん悪い模様。




