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#142
クリーズから逮捕するって脅されても、カヌレはなぜか冷静。
「へっ、逮捕できるもんならしてみやがれ」
「へーえ、面白えこと言うじゃねえか」
警棒をジャキンと伸ばすクリーズ。ニヤニヤ笑ってるけど、目は冷徹にカヌレを見据える。
「こいつを見ても、俺を逮捕できるのかよ」
カヌレがおもむろに上着をはだける。
すると服の下には、腹にグルングルンに巻きつけたダイナマイトがズラーリ。
「それ以上近づいてみろ、おまえら全員この宿ごと吹っ飛ぶぜ」
手にはマッチ。ただのブラフじゃないのは、手が微妙に震えてることからも察しがつく。
「こいつイカレてやがる」
「逃げろ」
宿の客や従業員たちが次々と逃げ出して、入口に詰めてた警官たちとぶつかって大騒ぎ。
逃げる中にはカヌレにとっては味方なはずの、ペリン商会の連中までいる。
「……」
テツヤとラスクはアイコンタクトを交わして、ハギを連れて逃げるタイミングを探る。ネリキリに至っては、もうこの場にいない。




