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「どうやらどっちもハラは決まったみてえだな。それじゃ早速――」
ハギもペリン商会の連中も黙ったところで、クリーズが結論を出そうとしたところ、別のところから声。
「テメーら待ちやがれ、手打ちだとかふざけたこと言ってんじゃねーぞコラー!」
駆けこんできたのは、頭を包帯でグルグル巻きにしたカヌレ。とりあえずハギにやられた傷を応急処置してから、テツヤたちの後を追って宿まで来た模様。
「おかしいッス。入口は警察が張ってるのに、どうやって入ったッスか」
「裏口から入ったんだよ! 文句あっか!」
テツヤに怒鳴った直後、今度はハギに向き直る。
「テメーもテメーだ、警察相手にビビってんじゃねーぞ?」
「ワタクシたちは貴方どもと違って精鋭集団ですから、1人でも逮捕されたら死活問題なのでしてよ」
相手がクリーズみたいに、不当な理由でも好き勝手に逮捕できる権限を持ってるヤツならなおさらだ。
そのクリーズはどうやらカヌレと顔見知りらしく、突然の乱入にも楽しそう。
「なんだ、カヌレじゃねえか。こっちも人手を動かしてるんだ、せっかくだからオメーだけでも逮捕してやろうか」
観光地で土産物でも買うみたいな気軽さで言う。




