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#138
やり方に色々と問題はあるけど、とりあえず相手をビビらせるのには成功した模様。
もうすっかりケンカどころじゃなくなってる。
「ラスク、大丈夫ッスか?」
「ああ、どうにかな」
多少殴られはしたけど、重傷には至ってないようだ。
「ワシも心配してくれよう」
「貴方は逃げていただけではありませんか」
文句を言うネリキリにツッコみつつ、ハギはペリン商会の面々に向き直る。
「さて、この落とし前はどうつけてくださるのかしら? 次は本気で発動させてもよろしいんですのよ?」
「だからよろしくねえッスって」
ハギが本気で魔法を発動させたら、この宿なんか確実に崩壊する。
「……」
そんなハギの本気が相手にも伝わったみたいで、人数的には向こうがまだ有利なのに、それ以上襲ってくる気配はナッシング。
(どうやらうまくいったみたいッスね)
なんてテツヤが安堵しかけた刹那。
「おう、何だか面白そうなことになってるじゃねえか」
聞き覚えのある声に振り向けば、見覚えのある顔。
「クリーズ……」




