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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 8 賭場と火薬と三つ巴
138/350

#138

 やり方に色々と問題はあるけど、とりあえず相手をビビらせるのには成功した模様。

 もうすっかりケンカどころじゃなくなってる。

「ラスク、大丈夫ッスか?」

「ああ、どうにかな」

 多少殴られはしたけど、重傷には至ってないようだ。

「ワシも心配してくれよう」

「貴方は逃げていただけではありませんか」

 文句を言うネリキリにツッコみつつ、ハギはペリン商会の面々に向き直る。

「さて、この落とし前はどうつけてくださるのかしら? 次は本気で発動させてもよろしいんですのよ?」

「だからよろしくねえッスって」

 ハギが本気で魔法を発動させたら、この宿なんか確実に崩壊する。

「……」

 そんなハギの本気が相手にも伝わったみたいで、人数的には向こうがまだ有利なのに、それ以上襲ってくる気配はナッシング。

(どうやらうまくいったみたいッスね)

 なんてテツヤが安堵しかけた刹那。

「おう、何だか面白そうなことになってるじゃねえか」

 聞き覚えのある声に振り向けば、見覚えのある顔。

「クリーズ……」

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