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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 8 賭場と火薬と三つ巴
137/350

#137

「いやハギさん、ここでデカい魔法使うのはマズいッスよ? 火事とかなるッスから」

 テツヤが止めようとしても、ハギに聞き入れる様子はナッシング。

 周りで乱闘してたラスクやペリン商会の連中も、尋常じゃないハギの気配を感じてその手を止める。

「喰らいなさい」

 ハギの両手に光る球が生まれて、しだいに大きく膨れ上がって――

 ずががががあぁん!!

 轟音と閃光。

 目も開けられなくなって、テツヤはその場にヒザを突く。

 そしてようやく落ち着いて、おそるおそる顔を上げてみると。

 誰も死んでない。

 それどころか何も壊れてない。

 ただラスクもペリン商会の連中も(ついでにネリキリも)、完全に戦意をロストした状態でポカンとしてる。

「ど、どゆことッスか?」

 テツヤが尋ねると、ハギは平然と答える。

「音を出しただけですわ」

「音?」

「ケンカの時は大きな音を出すと言ったのは、貴方でしてよ?」

「そりゃ確かに言ったッスけど……」

 ここまでデカい音は、テツヤだって想定してない。

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