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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 8 賭場と火薬と三つ巴
136/350

#136

「ついでにコイツだけはむっ殺しておきますわ」

 そう言ってカヌレをボコり続けるハギを無理やり引っぱって、ネリキリたちが賭場を開いてる宿屋へと向かうテツヤ。

 近づいてくるにつれて、野次馬やら逃げまどう客やらが増えてくる。

「かなりヤバいことになってるみたいッス」

「急ぎましょう」

 そもそもハギのせいで遅れたんだけど、今はツッコんでる時間も惜しい。

 野次馬たちを押しのけて宿に入れば、カウンターの周辺はすでにカオス。

「やっちまえ」

「ざけんなオラー」

「うわあ」

「やめてください」

「助けて」

「オラー」

 怒号と悲鳴が錯綜する中で、ペリン商会の連中を相手にラスクが孤軍奮闘してる。その一方では、ネリキリが宿の従業員たちと一緒になってあっちこっちへと逃げまくってる。

 ラスクは鉄パイプで頑張ってるけど多勢に無勢、このままじゃ陥落は時間のプロブレム。

「こうしちゃいられねえッス」

「お待ちください」

 加勢しようとするテツヤをハギが制する。

「――」

 すぐさま詠唱を始めた。

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