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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 7 ヒゲとハサミと特殊警棒
132/350

#132

「まあ、前からやってたことだしな。前は支配人に隠れてこっそりやってたのが、今は堂々とできるぐらいの違いだ」

「ペリン商会の連中は来ないッスか?」

「今のところ来てないな。おかげでこっちはヒマでしょうがない」

 ラスクはそう答えながら、バキバキ指を鳴らす。手のひらに肉球がある以外は、人間の仕草とそれほど変わらない。

「向こうから襲いかかってこない限り、ムダな騒動は避けてくださいね。警察に付け入る隙を与えることになりますから」

「ああ、わかってる」

 ラスクがうなずく一方で、テツヤはつぶやいた。

「それにしてもペリン商会のヤツら、マジで動いてこねえッスね」

 向こうにとっては稼ぎ口を1個失ってるワケで、このまま黙ってスルーするとも思えない。

(イヤな予感がするッス)

 そんなテツヤの不安は、わりとあっさり的中することになる。

★アニキ語録

『アイツら(警察)は必要悪だ』

 犯罪とかなくなったら、警察サツもなくなるべきだってよく言ってたッス。

 正義って絶対言わねえのがアニキらしいッス。

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