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「まあ、前からやってたことだしな。前は支配人に隠れてこっそりやってたのが、今は堂々とできるぐらいの違いだ」
「ペリン商会の連中は来ないッスか?」
「今のところ来てないな。おかげでこっちはヒマでしょうがない」
ラスクはそう答えながら、バキバキ指を鳴らす。手のひらに肉球がある以外は、人間の仕草とそれほど変わらない。
「向こうから襲いかかってこない限り、ムダな騒動は避けてくださいね。警察に付け入る隙を与えることになりますから」
「ああ、わかってる」
ラスクがうなずく一方で、テツヤはつぶやいた。
「それにしてもペリン商会のヤツら、マジで動いてこねえッスね」
向こうにとっては稼ぎ口を1個失ってるワケで、このまま黙ってスルーするとも思えない。
(イヤな予感がするッス)
そんなテツヤの不安は、わりとあっさり的中することになる。
★アニキ語録
『アイツら(警察)は必要悪だ』
犯罪とかなくなったら、警察もなくなるべきだってよく言ってたッス。
正義って絶対言わねえのがアニキらしいッス。




