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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 7 ヒゲとハサミと特殊警棒
128/350

#128

「あ、あとハサミ返せ」

「言われなくたって返すッス!」

 ハサミの刃を持って、柄の部分を向けて返すテツヤ。この状況で刃の方を向けたら、何を言われるかわかったもんじゃない。

「結構」

 クリーズは満足そうにハサミを受け取ると、コートの懐にしまう。

(さっき手帳を戻したとこッス)

 どうやら何でも適当にポケットへ突っこんで、ガラクタだらけにするタイプの模様。ていうか、ポケット破けるんじゃなかろうか。

「ま、今はまだ大したこともしてねえみたいだから見逃してやるよ。だがちょっとでも変な気起こしてみろ、いつでもブタ箱にぶちこんでやるからな」

 そう言って、腰のホルスターから警棒を抜いて見せる。一振りするとジャキンと倍の長さに伸びて、殺傷能力も他の警官が持ってるやつより数段高そう。

「……」

 横でハギの殺気がガッツンガッツン膨れ上がってるのを、必死に制するテツヤ。ここで暴れ出されたら、ガチのリアルで逮捕されかねない。

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