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「ちょ、ちょっと待つッス! このハサミはたった今、オメーが渡してきたんじゃねえッスか!?」
急な展開に、慌てて叫ぶテツヤ。けどクリーズは気にしない。
「証拠でもあるのか?」
「ワタクシが見ていましたわ!」
ハギが訴えても、クリーズは一言で切って捨てる。
「身内の証言は法的な効力を持たねえ」
さらに迫ってくる警官たち。手には警棒。まさに一触即発の状態。
(この場をどうやって切り抜けりゃいいんスか、あーもう、オイラわかんねえッス!)
テツヤはパニクりかけてるし、横ではハギがキレかけてる。
このままだと流血沙汰になるんじゃないかってテツヤが危惧しかけた矢先。
「――ってのは冗談だが、俺たちはいつでも好きな時に、好きな理由でオメーらを逮捕できるんだ。それは覚えとけよ」
「……っ」
ニヤニヤ笑いながら告げるクリーズ。テツヤはそのムカつくヒゲをギュッて掴んで引っこ抜いてやりたいって衝動に駆られるけど、さすがにそれは自制する。




