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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 7 ヒゲとハサミと特殊警棒
126/350

#126

「で、その署長だか初潮だかが、いかがしやがりました。ワタクシたちは何もやましいことなんかしていませんよ?」

 ハギがかなりイラッとした様子で尋ねる。

 カヌレを半殺しにしたり、店を火炎瓶で脅したりしたのは当然のごとくスルー。

(ハギさんの場合、本気で犯罪じゃねえって思ってるのがすげーッス)

「へえ、そうなんだ」

 クリーズはニヤニヤ笑って、テツヤに何かを手渡す。

「ほれ」

「え?」

 戸惑いつつ、とっさに受け取るテツヤ。

「ハサミ……?」

 布地の裁断なんかに使う大ぶりのハサミで、特に変わったところは見られない。

「うん」

 うなずくクリーズ。

「これでオメーは、刃物を持ってウロウロしてる不審者ってワケだ。署までしょっ引く理由としては充分だよな?」

「なっ!」

 後ろにいた部下らしき警官たちが、ジリジリと距離を詰めてくる。

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