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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 7 ヒゲとハサミと特殊警棒
125/350

#125

 道の真ん中を、肩で風切って歩いてくるヒゲ面の中年男。

 町の人たちが見てる手前、テツヤたちも道を譲るワケにはいかない。

 その結果、至近距離で向かい合うことに。

「オメーらか、最近この辺で幅をきかせてるシンジュク・ギルドとかいうヤツらは」

「アンタ誰ッスか、ペリン商会のもんッスか」

「へへへ、面白えこと言うじゃねえかオメー」

 男はそう言いつつ、目は笑ってない。

 そのまま懐に手を入れたので、テツヤもハギも速攻で身構える。

 男もその反応に気付いてないはずはないだろうに、無視して取り出したのは。

「……手帳?」

 表紙には星をモチーフにした魔法陣みたいな模様が描かれてる。

「どうやら本気で知らねえみてえだから教えてやる。俺はこの町で警察署長をしてる、クリーズってもんだ」

「クリーズ」

 首をかしげるハギ。この町に来るまでは、彼女もガイドブック程度の知識しかなかったんだから無理もない。

「つーか、この町にも警察サツっていたんスね」

 犯罪者だらけの無法地帯だし、てっきり警察なんかいないんだと思ってた。

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