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道の真ん中を、肩で風切って歩いてくるヒゲ面の中年男。
町の人たちが見てる手前、テツヤたちも道を譲るワケにはいかない。
その結果、至近距離で向かい合うことに。
「オメーらか、最近この辺で幅をきかせてるシンジュク・ギルドとかいうヤツらは」
「アンタ誰ッスか、ペリン商会のもんッスか」
「へへへ、面白えこと言うじゃねえかオメー」
男はそう言いつつ、目は笑ってない。
そのまま懐に手を入れたので、テツヤもハギも速攻で身構える。
男もその反応に気付いてないはずはないだろうに、無視して取り出したのは。
「……手帳?」
表紙には星をモチーフにした魔法陣みたいな模様が描かれてる。
「どうやら本気で知らねえみてえだから教えてやる。俺はこの町で警察署長をしてる、クリーズってもんだ」
「クリーズ」
首をかしげるハギ。この町に来るまでは、彼女もガイドブック程度の知識しかなかったんだから無理もない。
「つーか、この町にも警察っていたんスね」
犯罪者だらけの無法地帯だし、てっきり警察なんかいないんだと思ってた。




