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そんなある日のこと。
テツヤとハギはいつものように町に出て、契約してる店を回ったり、そうじゃない店で嫌がらせしたりと動き回ってる。
「最近は平和ッスね」
通りを歩きながら、テツヤがつぶやく。
「ええ。元々こういう地回りの組織は、地元の揉めごとを仲裁するのが主な役割ですから。揉めごとのない時に、自分から起こすのは三流のすることですわ」
「そういうもんッスか」
テツヤはアニキに従って、むしろ積極的に揉めごとを起こしてたからピンとこない。
「けどまあ確かに、揉めごとがないのに越したことはねえッス」
なんて雑談をしてると、道の向こう側からテツヤたちの方に向かってくる人影。
中央に、体格がガッシリした中年の人間。
その左右にはいろいろな種族の若者が5、6人控えてる。
どう見てもカタギじゃない。
「……変なのがいるッスね」
「とりあえず、何人か殺してみましょうか」
「やめてくださいッス」
ハギの場合、ホントにやりそうだからシャレにならない。




