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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 7 ヒゲとハサミと特殊警棒
124/350

#124

 そんなある日のこと。

 テツヤとハギはいつものように町に出て、契約してる店を回ったり、そうじゃない店で嫌がらせしたりと動き回ってる。

「最近は平和ッスね」

 通りを歩きながら、テツヤがつぶやく。

「ええ。元々こういう地回りの組織は、地元の揉めごとを仲裁するのが主な役割ですから。揉めごとのない時に、自分から起こすのは三流のすることですわ」

「そういうもんッスか」

 テツヤはアニキに従って、むしろ積極的に揉めごとを起こしてたからピンとこない。

「けどまあ確かに、揉めごとがないのに越したことはねえッス」

 なんて雑談をしてると、道の向こう側からテツヤたちの方に向かってくる人影。

 中央に、体格がガッシリした中年の人間。

 その左右にはいろいろな種族の若者が5、6人控えてる。

 どう見てもカタギじゃない。

「……変なのがいるッスね」

「とりあえず、何人か殺してみましょうか」

「やめてくださいッス」

 ハギの場合、ホントにやりそうだからシャレにならない。

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