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数日が過ぎた。
火炎瓶で脅した店をきっかけに、店主の紹介で周りの店とポコポコ契約を結ぶ。
もちろんみかじめ料を払う契約なんか文書で残したらクリアリーに犯罪なので、表向きは経営のコンサルティング契約ってことになってる。
「他にもおしぼりや観葉植物といった、備品のレンタル契約の体裁をとる場合もありましてよ」
「オイラのいた世界でもそういうのあったッスね」
とはいえテツヤたちの場合は元手がないから、代わりに知恵を提供するしかない。
一方、宿の食堂でネリキリたちが開いた賭場も軌道に乗ってきた。前はネリキリが小遣い稼ぎのためにやってたから、イカサマでも何でも好き勝手にやってたけど、事業として長期的に続けるなら、普通に勝負して客の信頼を集めた方がいい。
前にテツヤが言った通り、バクチはそれでも胴元に利益が出るものなのだ。
ペリン商会の連中が襲ってきた場合に備えて、ラスクも同行させてるけど、カヌレの治療で手一杯なのか、今のところ襲撃の気配はない。
そんなワケで、シンジュク・ギルドの滑り出しは上々。ちょっとずつだけど、手元に資金も貯まってきた。




