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「では、近いうちに書類を用意してまた来ますわ」
「はいっ、お待ちしております」
店主にヘコヘコ見送られて、店を出るテツヤたち。
「腹減ったッスね。ついでにあの店で食ってけばよかったッス」
「イヤですわ、あんな小汚い店で食事だなんて」
そう言って、テツヤの腕にしがみ付いてくる。
「あんな店よりも、もっとオシャレなお店に行きましょう」
「どうしたんスか急に」
「だって、デートなんでしょ?」
笑顔のハギ。
「いやアレは例えッスから。マジでデートってワケじゃ――」
テツヤが慌てると、ハギは手にまだ持ってた火炎瓶をチラつかせる。
「何か言いました?」
「いや……何でもねえッス」
火炎瓶で脅されるのはさっきの店主と同じだけど、その内容はかなり違う。
そんなハギの様子にヤバさを感じつつ、まんざらじゃない気もしつつあるテツヤだった。
★アニキ語録
『ケンカの時はとにかく最初にでけえ音を出せ』
言われてすぐの頃は、アニキが何でもいいって言うんでシンバル鳴らしたら、後でアニキにボコボコにされたッス。




