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ハギのほとんど脅しにしか聞こえない言葉に、露骨に動揺する店主。ここが勝負どころと読んだのか、ハギはさらに畳みかけてきた。
「さっきの連中に使おうと思ってこの火炎瓶を用意しましたけれど、結局ムダになってしましましたわ。火をつけて、この辺に投げ捨ててしまいましょうかしら」
「それじゃただの恐喝ッス」
テツヤのツッコミがとどめになったのか、店主はそれまでの迷いまくってた様子から一変してヘコヘコ頭を下げる。
「はいっ、ぜひお世話になります。さっきまでいたアイツらときたら、金を取る上にタダで飲み食いして、おまけに他の客まで来なくなって迷惑してたんです。追い出してもらって大助かりです。えへへへ」
「ついでに、この近くのお店でよさげなところがあったら紹介してくださいまし。その分、あなたから請求する額を値引きいたしますよ?」
「そりゃもちろん。バシバシ紹介させていただきます」
他の店を売れって言われてるのと同じなんだけど、ヘコヘコ応じる店主。
(なるほど、この町に善人がいねえってのはマジなんスね)




