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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 6 ソバとデートと火炎瓶
114/350

#114

「うーん、正直よくわかんねえッス」

 ハギの問いに対して、言葉の通り正直にテツヤは答える。

「何しろ、元の世界では最後の思い出が最悪ッスから。帰ってまたあんな目に遭うくらいなら、こっちで暮らす方が全然いいッス」

「……そうですか」

「……」

 無言アゲイン。気まずさドン、さらに倍。

 そんな気まずさを何とかしようと、テツヤが口を開く。

「えーと、こんなふうに2人で歩いてると、なんかデートみたいッスね」

「……」

 言って速攻で後悔。

(な、何を言ってるんスかオイラは?)

 急に顔が赤くなってきた。ハギのことを異性として意識してるつもりはないはずなのに、昨日くっつかれたぐらいから、その辺が揺らいでる気がしなくもない。

「……」

 無言で前を歩くハギ。

「あの、ハギさん顔赤くないッスか?」

「はあ? ふざけたこと言ってると、マヨネーズ注射して殺しますよ?」

 そう言いつつも、顔は見せずにずんずか先を急ぐ。テツヤもその後を追おうとした矢先。

「ンだテメーコラー!」

 叫び声が聞こえてきた。

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