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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 6 ソバとデートと火炎瓶
113/350

#113

「――ってワケで、出てきたのはいいッスけど、どこかアテでもあるんスか?」

 町の大通りをぶらぶら歩きながら、テツヤが尋ねる。

「はあ? そんなものあるワケないじゃありませんか。あったらそこへ一直線に向かっていますよ」

「……そうッスね」

「……」

 しばらく無言で歩く2人。気まずいこと山のごとし。

(それにしても)

 周りを見回しながら、テツヤは思う。

(この町に来てすぐの時はよくわかんなかったッスけど、いろんな種族がいるんスねえ)

 直接会ったゴブリンやコボルドの他にもスケルトン、ハーピー、なんかネコみたいなの、なんかドロドロしたのなど、多種多様な生き物(生きてないヤツも含めて)が歩いたり洗濯物を干したり物を売ったり昼間から酒を飲んだり、つまり生活をしてる。

「……ここって、マジで異世界なんスねえ」

 今さらながら実感が湧いてきて、しみじみつぶやくテツヤ。すると、今度はハギが尋ねるターン。

「テツヤさんは、元の世界に帰りたいですか?」

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