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#115
大通りに面した飯屋。
店の外にまで怒号が聞こえる。
「どうして払えねえのかって聞いてんだよ、答えろやオラー!」
「ですから、客が来ないので……」
「聞こえねーよ。払えねえならこの店売ってでも金作ってもらおうか」
「それじゃ本末転倒です……」
「文句あんのかテメー!」
会話の内容から、店に入らなくても何が起きてるのかだいたい見当がつく。
「ハギさん、これって」
「都合よくカモが見つかりましたね」
うなずき合う2人。店へと向かう。
「客が入んねえなら、女でも雇ってエロい接客させろ。それならいくらでも入ってくんだろ」
「それはもう飯屋じゃないのでは……」
「テメーが文句言える立場かコラー!」
声の位置から店主がどこにいるかを探りつつ、テツヤはガラスの引き戸を全力で引き開ける。
ガシャーン!
そのまま店に乗りこむテツヤ。元気よく砕け散ったガラスはご愛敬。




