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ドスとエルフと異世界抗争  作者: 汐留ライス
Chapter 5 塩とメガネと幽霊屋敷
102/350

#102

「テメーらぶっ殺されてえのかオラー!」

 テツヤがえらい形相で駆けこむと、素手なんだから武器を持ってる相手の方が有利なのに、勢いに圧されて思わず道を空ける。

「大丈夫ッスかネリキリさん?」

「ああ、何とか」

 多少傷はあるけどまだ元気そう。敵はいつも暗闇で不意討ちばっかりしてる連中だから、戦闘能力もそれほど高くない模様。

 上の方ではラスクが、地主を壁際まで追い詰めてる。

「この屋敷は俺らが買ったんだ。おまえらに所有権はない。あきらめて帰りな」

「くそっ、こんなことが」

 喉元に鉄パイプを突きつけられても、まだあきらめきれない様子の地主。それを見たテツヤ、階下のハギに声をかける。

「ちょっと死なねえ程度にビビらせてやってほしいッス」

「承知しましたわ」

 ハギが何やらつぶやいた直後、地主の背中が爆発。

「ぎゃあ!」

 生きてはいるけど、背中一面がヤケドでとんでもない状態。

「ハギさん!?」

「加減するのは難しいのでしてよ? いつもはフルパワーでぶっ放すだけですから」

 いばって言うことじゃない。

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