102/350
#102
「テメーらぶっ殺されてえのかオラー!」
テツヤがえらい形相で駆けこむと、素手なんだから武器を持ってる相手の方が有利なのに、勢いに圧されて思わず道を空ける。
「大丈夫ッスかネリキリさん?」
「ああ、何とか」
多少傷はあるけどまだ元気そう。敵はいつも暗闇で不意討ちばっかりしてる連中だから、戦闘能力もそれほど高くない模様。
上の方ではラスクが、地主を壁際まで追い詰めてる。
「この屋敷は俺らが買ったんだ。おまえらに所有権はない。あきらめて帰りな」
「くそっ、こんなことが」
喉元に鉄パイプを突きつけられても、まだあきらめきれない様子の地主。それを見たテツヤ、階下のハギに声をかける。
「ちょっと死なねえ程度にビビらせてやってほしいッス」
「承知しましたわ」
ハギが何やらつぶやいた直後、地主の背中が爆発。
「ぎゃあ!」
生きてはいるけど、背中一面がヤケドでとんでもない状態。
「ハギさん!?」
「加減するのは難しいのでしてよ? いつもはフルパワーでぶっ放すだけですから」
いばって言うことじゃない。




