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改訂前:終わりの炎と抗う者達【凍結】  作者: しやぶ
第2章 七大罪編
11/13

1:前編 喪失

投稿が遅くなって申し訳ありません


そして短いです


本当に申し訳ないです

「予想より大分早いな。何があった?」


エンデ達が冥府に到着し、全員が自己紹介を終えた後、彼等は《レーヴァテイン》について調べるため、図書館に案内してもらった


その際イルが『用があったらコレを吹け』と言って三人に渡した"冥府の住人だけ音が聞こえる笛"を、エンデはアルとユダの二人が本を読み始めたことを確認してから外に出て吹き、イルと対面していた


「おr......自分をミハルへ送っていただくことは可能ですか?可能なら、二人には黙って行ってきたいのです」


「ふむ?可能だが......なぜ秘密にする必要がある?」


「自分がミハルへ行くと言えば、二人は確実に付いていくと言うからn......です。実際に一度一人で向かおうとしたところ、止められました」


「連れて行ってやればいいではないか。何が問題なのだ?」


「アル......テミシアは未だ神々に狙われています。冥府から出るのは危険かと。それに今のアルテミシア......彼女は精神的に疲労しているため、自分かユダのどちらかが近くに居るべきです」


「そしてユダはワケあ......諸事情で村人に嫌われているのです。唯でさえ辛いのに、今の二人にあの悪意をぶつけさせるワケにはいきません」


「そうか......解った。行きは送るが、帰りはこの鍵を使え。使い方は知っているな?」


「はい。ありがとう......ございます」


「............」


「どうしt......ましたか?」


そわそわと落ち着かないイルにエンデが声を掛けると、意を決したようにイルが口を開く


「噛みすぎだ。無理に敬語を使う必要は無い。正直初対面の我でも、お主が敬語を使っていると違和感を覚える」


「............そうか。イルにはこれから世話になるから敬意を示さなければと思っていたが、逆に失礼だったか」


イルの言葉にバツの悪そうな顔をして頭を掻いた後、エンデは口調を自然体に戻して応える


その反応にイルは満足そうに頷いた


「うむ。それで良い。では行ってこい」



「それで二人共、結果はどうだった?」


「ダメだった」


「私も」


「やっぱ成果無し......か」


図書館に入って二時間後、二人と一柱は結果報告をしていた


「『全てを焼き尽くす炎』に関する予言はアレ一つ。他の項目では一切触れられていない......こうなると、神々がアルを《レーヴァテイン》だと断定できた理由すら解らないな......コレだけじゃ《レーヴァテイン》=生物だって判断することすら出来ない筈なのに......」


「そうでしょうね。ワタシ達も一昨日まで解ってなかったし」


頭を抱えてぼやくユダに、アクアはあっけらかんと応える


半分独り言として、返事を期待せずに呟いた言葉に返答が返ってきたので驚き、ユダはさらに質問をする


「え?じゃあどうしてアルが《レーヴァテイン》だと?」


「成人式でアンタ達を〈千里眼〉で視てた神がいたのよ。ソイツはこう言ったんだってさ。『〈千里眼〉は無力化されたのではなく、消されたのです。私はもう二度と〈千里眼〉を発動出来なくなりました』と。だからまぁ、そんなの《レーヴァテイン》にしか出来ないよねってことよ」


「んな!?」


「......そんなモノが私の中に......」


発動した能力を無力化することは簡単だ。しかし、能力を発動する技術そのものを[消滅]させるなど、神々でも不可能と言っていい芸当だ。だから二人が驚くのも無理はない


だがアクアはそんな二人をジト目で見て言う


「今更ね......驚くことじゃないでしょ。星一つ丸々焼き尽くす炎よ?その程度出来るのは当然じゃない。というか私達今からソレを壊そうとしてるのよ?今からそんな驚いてちゃこの先保たないわよ?」


「あぁ......その通りだよなぁ......」


「それはそうと、アンタ達ご飯食べないの?朝から何も食べてないじゃない。資料漁りはワタシがやっとくから、アンタ達は何か食べてきなさい」


ーー ちなみにアクアの様な生まれつきの神は、一部の例外を除き食事を必要としない


「言われてみれば......そうですね。お言葉に甘えます」


「うん。ありがとアクア」



二人が食事をしに、冥府に到着した直後に居た場所へ戻ると、イルと誰かが話している様子が見えた


するとイルは視線を二人に向け、話しかけた


「ム?良いタイミングだ。君達二人に客人だ」


「良かった......二人共無事で本当に良かった......」


「「レイ!?」」


イルと話していたのは二人の義弟、レイン・クロッカスだった


「どうしてレイがここに......?まさかエンデ、姿が見えないと思ったら......一人でミハルに帰ってたのか?」


「......帰ってきたらお仕置きしないと」


二人は予想外の再会を喜ぶと同時に、その再会をもたらしたであろう人物が、自分達を置いて行動したことに対して少し怒っていた


ーーーーしかし、その怒りはすぐに驚愕で吹き飛ぶことになる


「..................帰ってこないよ」


「............え?レイ、今なんて.......?」


「エンデが帰ってこないって......どういうこと?」


「殺された......エンデ兄は............オレを庇って死んだんだ」


感情を圧し殺した声で告げられた言葉は、二人の心を砕くには十分すぎたーーーーーー

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