『目覚め』
ん……
起きた時間は朝らしく眩しい光が差している
俺はなぜか布団の中に入っていた
体を包み込むような柔らかい感触、ずっと寝たくなるような包容力だ
ずいぶん寝てらしく体が凝っている、とりあえず背伸びした
「っんんー…」
体を確認してみたが、男の体に戻ってない、しかもなぜかネグリジェの様な服を着ていた
脱力感がどっと出た
とりあえず2度寝することにした
「いや、起きなよ…」
誰もいないと思っていたので飛び上がる様に起きてしまった
「誰ですか貴方はっ?」
声のする方を見てみたら
なぜか俺と一緒に男が布団の中にいた
「はは…君に紹介するのは2度目だと思うけど僕の名前はロイス・グスタニア、聖コルティア王国の騎士隊長さ」
そういえばこの人に助けてられたんだっけ…
「…ここって何処ですか?」
とりあえず状況を確認しないと
「ここはナトゥヤーナ大陸の大都聖コルティア王国にある僕の屋敷さ」
ネリアさんが馬車で移動していた目的地か…そういえばネリアさんや皆はっ
「大丈夫、皆無事だよ。僕たち騎士が盗賊を討伐した後に皆を僕の家に保護したからね、そうそうネリアさんだったかな君の事を凄い心配していたみたいだから会ってみたらどうだい?」
そのことを聞いて俺は安堵した
「…ところで貴方がここにいるんですか?」
「僕の家だからね」
「…そうじゃなくて、なぜ私が貴方と一緒の布団で寝ているんですか?皆を保護することの出来るほどの家の大きさなら、自分の寝る場所も用意しているでしょう?」
「そうだね、君たち全員を保護しても部屋は余っているぐらい僕の家は大きいよ、そして自分の寝る部屋もちゃんと用意しているよ」
男は俺を手繰り寄せた
「それがこのベットさ」
意味がわからない
俺は男をジトッと睨んだ
「……貴方はロリコンですか?」
「はっは、そうかもしれないね」
そこは否定しろよ…
「君、やっぱり可愛いね」
「……ぇ」
突然のことにびっくりしてすこし頬に紅みが差した
「全然見た目は違うけど雰囲気が妹にそっくりなんだよね君。妹が生きてたらこんな感じだったんだろうね」
「……えっ」
「さぁ、君ももうベットから出て皆に会ってきたらいいよ、ネリアさんも心配しているよ」
男は笑顔のままだったが、なぜか悲しい表情に見えた




