『魔法のせかい』
「クロ、魔法っていうのは魔力を源に術式を用いて多様な現象を発動させる術のことさ。魔力っていうのは人間族や魔族、動物や植物の中にも存在するから人以外でも例外的に魔法を使える存在がいる例えば”魔獣”や”神獣”とかさ。そして魔法には属性ていうのがあってね、一般的に個人が使えるのは多くて2属性。基本的にそいつの持つ魔力の色によって決定するのさ。赤色の魔力は”火属性”青色は”水属性”茶色が”土属性”この3つの属性が一番多い属性さ、その他にも黄色の”光属性”や黒の”闇属性”とかもいるがごく少人数。さっき言った契約魔法っていうのはどの属性でも使える魔法だけど拘束力においては光や闇魔法には敵わない、何故ならば光と闇はその他の属性と違って拘束した相手の魔力を使い拘束しているからさ。首輪から出ている魔力の色とあたしらの魔力が減っていることからしてこの首輪はどうやら闇魔法の契約魔法さ」
「魔族って何ですか?」
「そうさね、この国には人間族しかいないからあんたは知らないかもしれないが、人間族と違う体質を持った人族を纏めて亜人て呼ぶのさ。その中でも魔力保有量の多い人族を魔人って呼び、魔力は全くなく獣の様な姿をした人族を獣人と呼んでいるさね。獣人は魔力がない代わり肉体や体力の面では魔人や人族の遥か上をいっているのさ」
「…なるほど…そういえば魔獣と神獣って何が違うんですか?」
「あー…魔獣と神獣の一番の違いっていうのは、魔獣が使う事が出来る魔法は闇魔法で、神獣は光魔法しか使えない、その代わりとても強力な魔法が使える奴らさ、だから奴らに出会ったら終わりさ…」
今更ながらネリアさんの知識力は凄いと思う
「なんで、そんなに魔法のこととか色々詳しいんですか?」
「…あたしはね娼婦になる前は冒険者ギルドに所属していた冒険者だったのさ、だからそういう知識も自然についていくのさ……」
ネリアさんは切なげな顔をした感じがした
「あの…ギルドっていうのは冒険者ギルドしか無いのですか?」
「いや、冒険者ギルド以外にも商人の為のギルドの”商業ギルド”鍛冶屋の多くが参加する”生産ギルド”メイドが所属する”メイドギルド”なんてものもある。非公式に”盗賊ギルド”なるものも存在しているぐらいさ。たぶんここにいる盗賊の奴らも盗賊ギルドのメンバーの筈さ」
すると
いきなり後ろから牢の扉を思いっきり開ける音が聞こえてた
「おい、女どもお楽しみの時間だぜぇ」
盗賊のリーダーらしい図体のでかい男が薄汚い笑みを浮かべながら笑っていた




