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7/22

番外編:scissors×scissors ローテンション①

今回はタイトルにもある通り番外編となります

本編第七話の更新は8/15の12時となります

①第一話 武器が届くまで暇な原木


「それにしても……本当に殺風景な部屋だな……」


前を見る、さっきまで武器を選んでたパソコン


(最低限の機能しかないな……)


右を見る、ドアだ


(お、開いた。もしかして外に……)


中に入るとビジネスホテルの様なユニットバスが待っていた


(ちぇっ、そう簡単にはいかないか……)


戻って後ろを見る、ベッドだ


スプリングは固めで枕もつぶれかかっている。お世辞にも質がいいとは言えない


(まぁ、あるだけマシか)


最後、左側だ


(こっちにもドアが……ぐっ……開かない)


(開かないって事はこっちが出口だな)


押す、引く、蹴る、叩く、開かない


(何とかして開けたいが……)


ウィーーン……ガッシャーン!!!


「うわあぁ!」

           





②第二話と第三話の間 無施錠王城部屋


(王城……王城っと……)


デバイスのマップを頼りに王城の部屋を探す、マップに部屋の持ち主の名前が出る機能があって助かった


(お、ここか)


開けようとしてデバイスをドアにかざしたところでハッとする


(……これ開くのか?いやそもそも王城はいるのか?)


部屋に勝手に入られたところで困る事は無いだろうが、冷静に考えたらプライバシーの侵害すぎる


(ま、一回かざしてから考えるか)


軽い気持ちで腕を伸ばすと


ウィーーン


開いてしまった


(お、いるじゃん王城……まだ気絶したままか)


ズカズカと王城の部屋に入る、俺の部屋と全く同じ部屋が出迎えた


(倒しといて起こすのもなぁ……待つか)


(……にしてもなんで開いてたんだろうか)


(全員の部屋には鍵がかかってない?もしくは王城が最後出た後、気絶して運ばれたから鍵がかからなかったとか……)


(また今度他の部屋のドアで調べてみるか)







③第四話と第五話の間の話 大富豪


「5スキップ」


「ぬう……」


「6ですわ」


「9リバース」


9リバース:9を出すと順番が逆になるというルール


「なぬっ」


「Kスキップですわ」


Kスキップ:5スキップのK版


「貴様ら、わざとであるまいな?」


「何がだ?」


「私達、真面目にやってますのよ」


「……ならいいが」


「ほいエース」


「パスですわ」


「ジョーカーである」


「あ、スぺ3返し」


「ぐぬぅ」


「6二枚であがり」


「7二枚ですわ」


「2二枚である!」


「砂嵐ですわ」


「…………」


「10捨てで4を捨ててあがりですわ」


10捨て:10を出した時に数字を一つ選び、選んだ数字を全員が捨てるというルール


「……もう一回である」


「本当に負けず嫌いだな」






④第六話と第七話の間の話 四人でご飯


「今日はグラタンにするかな」


「我はステーキである」


「私はシュパーゲルクレーミズッペとリンダーフィレにしますわ」


「しゅぱ……?」


「訳すと白アスパラガスのクリームスープと牛フィレ肉の赤ワインソースですわ」


「そ、そうなんですね……私はサバ味噌煮定食かな……」


四人がそれぞれ食べたいものを選び、券を投入口に入れる。初日に一人で食べていたのが懐かしくすら感じる


「それにしても、ここの飯本当に美味いよな」


「まぁ、及第点と言ったところだな」


「出て来るのもとても早いですわよね、どうやって作っているのでしょう?」


「の、能力で作ってたりして……なんて……」


……全員が口を閉じた


「じょ、冗談で……あ、出て来ましたよ」


「……ま、美味いから何でもいいか」


「うむ」


「早速席に着きましょうか」


「そうですね、あっ──」


文毬の足がもつれた瞬間


「拒否」


「……?わ、わ……転んでない……!」


「早く席に着け文毬 装呀」


「あ、ありがとうございます……王城さん」


「礼には及ばぬ」


(王城、やっぱりなんだかんだ悪い奴じゃないんだよなぁ)


「……何を見ている原木 遊」


「いーや?何でも?」


「それでは、いただきますわ」


「いただきまーす!」






⑤??? ボイスデータ♯13724


「……よし、原木 遊の就寝を確認。石夜見 伝、監視から外れます」


「石夜見君、またちゃんと報告してるの?そんな事しなくても怒られないわよ」


「葉梨か、怒られるか否かじゃない、やれと言われたからやっているんだ」


「真面目ねぇ……原木君の監視も仕方なくやってるの?」


「……最初は乗り気じゃなかったが、今はあいつを知れて良かったと思っている」


「ふふっ、そう」


「もういいか?まだやる事があるんだ」


「例のあの子?」


「……あぁ」






「容態はどうだ?」


「石夜見様……えぇ、順調です」


「ですが、石夜見様といられる時間が減るのは精神的に負担がかかります」


「仕事だからな、この研究施設が使えるのも仕事あってこそだ」


「そうは言いますが、最近の石夜見様はあの男の事ばかり考えていますよね」


「原木の事か?」


「そうです、原木 遊。ここ数日は口を開けばその男の話ばかり……」


「確かにそうかもな……ん?」


「どうかしましたか?」


「いや、報告用に点けたマイクを切り忘れててな」


「私はそんな石夜見様の少しぬけた所も好いていま──」


ブツッ


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