第八七話 7日目・ドリオンの塔 おい、説明しろ
今晩は。
投稿です。
バキバキバキバキッ!
巨大すぎるカボチャから無数のツタが這い出る!
ツタと言ってもその1本の大きさは、電柱くらいあるとんでもない大きさである!
そしてカボチャがグルリ、と振り向くと、そこにはハロウィンのカボチャのように、くり抜かれた目と口があった。
違うと言えば目の形だろうか、心なしか怒っているように見える。
明らかに戸惑いを見せる3機のメタルゴーレム。
その時、ボロボロのイエローのコックピットハッチが開く。
中から這い出る血だらけのルンルン。
「……攻撃が止んだ?」
ルンルンはピンクを目指して走り出す!
グリガンゲナンピンクは全弾を打ち尽くし、両腕はその熱で溶けていた。
「おいおい、ロボウ、死ぬなよ!」
動き出すルンルンを見定めると、3機のメタルゴーレムは攻撃を再開した。
ルンルンの背中に3つの赤い点が現れる。
それはメタルゴーレムのレーザーポインターだ。
そんなことは知らずに全力で走り出すルンルン。
ブンッ!無数の巨大なツタが宙を舞い、3機のメタルゴーレムを薙ぐ!
2機は回避したが、1機はその片翼を吹飛ばされる!
片翼を失ったメタルゴーレムはヨロヨロと後退し、戦線を離脱する。
残りの2機は無数のレーザー攻撃で、ジャック・ザ・ランタンを攻撃し始めたが、どれもヒットしない。
レーザーが曲がるのだ!
そしてくり抜かれた口の部位から、マシンガンのように無数の弾丸らしきモノが飛び出す!
2機とも直撃を受け、1機はその場で爆発し、残り1機は黒煙を噴き上げ墜落していく。
獣人族であるルンルンはそれが何か一目で分かった。
「カボチャの種?あの空飛ぶゴーレムは、カボチャの種に打ち落とされたのか!?……っとここか?」
ピンクによじ登り、コックピットハッチを開こうとするルンルン。
「確か、この横のレバーを引くと緊急で開くって、ロックのヤツが言っていたが……」
ジュウウ!
「あつっ!」
緊急脱出用のレバーは熱で溶け、動かない。
「チッ!ならば!」
ジュウウウウウウウッ!
ハッチに手を掛け、人狼の力でハッチをこじ開けようとする!
ジュウジュウと手が焼かれるが、ルンルンはやめない。
ガシン、ガシン、現れたのはボロボロのイエロー。
「お前、まだ動くのか!?」
イエローは残った左腕で、コックピットハッチを掴み、握り潰す!
バキバキッ!
「と、とれた!よくやったぞイエロー!さすがあたいの相棒!」
イエローはサムアップをすると、そのまま動かなくなる。
コックピット内は外装ほど温度は上昇していなかった。
「よし、おい!ロボウ!ずらかるぞ!」
ぐったりしたロボウを操縦席から引き剥がし、半壊した屋敷を目指す。
一方ドリオンの塔では戦士が一人増えていた。
グリーンのコクピットから吐き出されるレイン。
「……喉が渇いた、水はどこだ?」
「……え?レイン団長?なんでここに?」
驚くユトラン。
一瞬、青い飛竜が団長を見る。
その騎士団団長としての高い魔力に、目を奪われたのだ。
バンブはその視線を見逃さなかった!
「ぬんっ!一閃!」
深々と刺さる魔槍!
「おい、俺とのバトルでよそ見か?余裕だな!」
……グガアアアアッ!?……
一気に半減する青い飛竜の魔力量!
ここでレイン団長が口を開いた。
「なんだ?どこだここ?」
目の前に青い飛竜。
「……ロック!いるのだろう?ごらっ!おい!説明しろ!」
次回サブタイトルは 第八八話 7日目・ドリオンの塔 説明します です。
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