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ラインハトルの塔 (2026.6)  作者: MAYAKO


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第七十話 6日目・ドリオンの塔 ちゅどーん!     

こんにちは。

投稿です。

バイトシフト、地震とか諸事情により、お昼の投稿になりました。


 ちゅどーん!


 爆発音が聞こえたような気がした。


「ま、ま、まてユトラン!な、何を突然言い出すのだ!?」


 焦りまくるレイン。

 ここには警備隊もいるのだ!

 警備隊の本部は、常に騎士団をライバル視している。

 弱みは見せられないのだ!


「あ、クライマーズ48のリーダーか」


 ルンルンが思い出す。


「なんかそんなこと、言っていなかったか?」


「あの、あの、それから団長を咥えるって、ユトラン、団長を咥えたのですか?」


「おい、バンブッ!そんな目で私を見るな!私は何もしていないっ!」


 しかし、部下は誰一人として団長を信用していなかった。

 こと色事に関しては、レイン団長、信頼ゼロである。


 ……ヒソヒソ……

 ……ぼそぼそ……

 ……ああ、またいつもの……

 ……あんな幼い子に?……

 ……団長、鬼畜か……


「だからバンブッ!魔槍を握り締めるのはやめろっ!そいつマジヤバイ槍なんだからっ!」


 ……よく問題にならないなぁ……

 ……いや、俺達成績いいから……

 ……でも48は逃がしたぜ……

 ……ああ、近年稀見似る失態だ……


「あの、それから……」


 珍しく真っ青になるレイン団長。


「待てっ!ユトラン!それ以上喋るなっ!お願いだから口を閉じてくれ!」


 その様子を面白がっている団員達。


 ……おお、あの団長が焦っているぞ……

 ……敵味方、エルフ、ドワーフ、ゴブリン種族を越えて……

 ……あーんなことやこーんなことする団長が……

 ……まぁさすがにスケルトンを押し倒した時には、止めたが……


 焦り始めるレイン。

 そう、レインは見つけたのだ!

 遠くから、こっちを見ているロックを!


(マズい、ロックは国王のお気に入りだ!もみ消している私の悪行が……だいたい何でこの時間にあいつがここにいるのだ!電車の運転ではないのか!?)(作者注:有給休暇です)


 そう、悪行と分かっているのなら、やめればいいのに。

 しかし、分かっていてもやめられないから悪行という。

 きょとん、とするユトラン。

 敵味方、エルフ、ドワーフ、ゴブリン種族を越えて?あーんなことやこーんなこ?スケルトン?

 何を言っているのか、まったく分からないユトラン。


「あの、あの、団長はスケルトンを咥えたのですか?」


「ユトランッ!お願いだ!もう勘弁してくれ!」


 ロックのヤツがニヤついている!


 ……おお、あの団長が涙目だぞ!?……

 ……キャロット家の人々には……

 ……ああ、嫌われたくないと言っていたからなぁ……

 ……それにここにはライバルの警備隊もいるし……


 自然と警備隊に目が行く騎士団メンバー。


 ……我々は何も聞いていませんよ……


 そう言って、その場を立ち去ろうとする警備隊。


 ……とか言って、本部に報告するんじゃ?……

 ……いえ、実力で勝負したいので……


 では、仕事に戻ります、と言い残し、森に消えていく。


「……詳しい説明を聞きたい」


 魔槍を握り締め、レイン団長に説明を求めるバンブ。

 眼がちょっと怖い。


「……2名は周囲警戒、残りは東区を中心に48の後を追え、私はキャロット家に寄る」


 ぱっ、と明るいお顔になるユトラン。


「ふふっ、ようこそ!キャロット家へ!」


 そう、キャロット家はもうユトランのお家なのだ。


(バンさま)

(なに?ルンルン)

(あたい、ユトさまに必要なモノが分かったよ!)

(なんだい?それ?)

(同級生、同い年のお友達だ!)

(え?)

(パーティーに縛られ、ギルドに利用されてユトさまには、女の子のお友達がいない)

(必要か?)

(ユトさまには必要だ)

(分かった、ドリオンの塔攻略後、考えるよ)

(商店街のお料理教室とか手芸教室なんか、お勧めだよ)

(南区には学校もあったな)

(ふふっ、バンさま一緒に通学されます?)


 あ、それもいいかな?などとちょっと考えるバンブ。


次回サブタイトルは 第七一話 6日目・ドリオンの塔 屋敷にて、みんなで温泉 の予定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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