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ラインハトルの塔 (2026.6)  作者: MAYAKO


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第七話 自己紹介     

今晩は。

投稿です。


 肩を並べて歩く二人。

 一人は白魔道士ユトラン。

 もう一人は召喚士で魔槍使いの少年だ。


 人通りの多いセンター街、その中を滑るように歩く。


「あの、あの、お名前教えて下さい」


 行き先は最近ブンドルでも有名なお店、グリナゴ。

 結構お洒落なお店である。


「わ、私はクライマーズ48、白魔道士ユトランです」


「僕はクライマーズゼロ、召喚士のバンブ・チキンキャロット、バンでいいよ」


「バン……さま……」


「え?そこは君でお願いしたい」


「バン……くん……」


「はい」


 呼ばれて返事するバンブ。

 何故か照れるユトラン。


(うう、もっとお洒落しとけばよかった……ユトラン、ボロボロの服……恥ずかしいよぉ)


 改めてバンブを見る。


(黒いマント?あ、生地がいい、光が当たると紺色に輝いている!籠手の装飾もさりげなく凝っている……それに見事な魔槍、朱槍だ……お金持ち?)


 次第に足が重くなり、遅れ出すユトラン。

(え?も、もしかして、貴族さまとか?言葉使いとか、装備、召喚魔法……わ、私、横を歩いていいのかな?)


 とことこ。

 歩きながら言葉を反芻するユトラン。


(クライマーズゼロ?塔に登ったことがない?この装備は20階でも通用するはず、それにあの召喚魔法……)


「どうしたの?ユトランさん?」


 ……バンブ、グリゴナは次にしろ……


 バンブの肩に現われる小さなおじさん。


「え?なんで?あそこのハンバーグ、とても美味しいよ!」


 ……ストライプは服装を気にしている……


「え?服装?」


 ……デートは着飾りたいものじゃ……


「ごはんだよ?デートでは……」


 ……それはお前の考え。出店の肉串か、そうだな、たこ焼きがおすすめじゃ……


「え?コビトさん!?」


(召喚していないのに?右と左の肩に!?)


 驚きバンブの肩を見るユトラン。


 ……場所はギルド横の自然公園がお勧めじゃ……


「ごめん、驚いた?時々でてくるんだ、いろんなアドバイスをしてくれるんだけど」


 ……むっほむっほ……

 ……ストライプは肉串とたこ焼き、どちらがいい?……


「え?わ、私は……」


 ……バンブ、両方買え!ストライプは空腹じゃ、飲み物も忘れるなよ……


「だってさ。両方買うね、じゃグリゴナは次にしよう!他に何か食べたいモノある?あ、好き嫌いは?」


「え?好き嫌いですか?ネギが苦手です……あと炭酸も……」


 ……ストライプはネギと炭酸が苦手、バンブ、しっかり覚えておけよ……


 バンブは出店で肉串とたこ焼きとジュースを買い込むと、ギルド横のブンドル自然公園へ向った。


次回サブタイトルは 第八話 今後の相談 の予定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

登録評価、よろしくお願い致します。

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