第七話 自己紹介
今晩は。
投稿です。
肩を並べて歩く二人。
一人は白魔道士ユトラン。
もう一人は召喚士で魔槍使いの少年だ。
人通りの多いセンター街、その中を滑るように歩く。
「あの、あの、お名前教えて下さい」
行き先は最近ブンドルでも有名なお店、グリナゴ。
結構お洒落なお店である。
「わ、私はクライマーズ48、白魔道士ユトランです」
「僕はクライマーズゼロ、召喚士のバンブ・チキンキャロット、バンでいいよ」
「バン……さま……」
「え?そこは君でお願いしたい」
「バン……くん……」
「はい」
呼ばれて返事するバンブ。
何故か照れるユトラン。
(うう、もっとお洒落しとけばよかった……ユトラン、ボロボロの服……恥ずかしいよぉ)
改めてバンブを見る。
(黒いマント?あ、生地がいい、光が当たると紺色に輝いている!籠手の装飾もさりげなく凝っている……それに見事な魔槍、朱槍だ……お金持ち?)
次第に足が重くなり、遅れ出すユトラン。
(え?も、もしかして、貴族さまとか?言葉使いとか、装備、召喚魔法……わ、私、横を歩いていいのかな?)
とことこ。
歩きながら言葉を反芻するユトラン。
(クライマーズゼロ?塔に登ったことがない?この装備は20階でも通用するはず、それにあの召喚魔法……)
「どうしたの?ユトランさん?」
……バンブ、グリゴナは次にしろ……
バンブの肩に現われる小さなおじさん。
「え?なんで?あそこのハンバーグ、とても美味しいよ!」
……ストライプは服装を気にしている……
「え?服装?」
……デートは着飾りたいものじゃ……
「ごはんだよ?デートでは……」
……それはお前の考え。出店の肉串か、そうだな、たこ焼きがおすすめじゃ……
「え?コビトさん!?」
(召喚していないのに?右と左の肩に!?)
驚きバンブの肩を見るユトラン。
……場所はギルド横の自然公園がお勧めじゃ……
「ごめん、驚いた?時々でてくるんだ、いろんなアドバイスをしてくれるんだけど」
……むっほむっほ……
……ストライプは肉串とたこ焼き、どちらがいい?……
「え?わ、私は……」
……バンブ、両方買え!ストライプは空腹じゃ、飲み物も忘れるなよ……
「だってさ。両方買うね、じゃグリゴナは次にしよう!他に何か食べたいモノある?あ、好き嫌いは?」
「え?好き嫌いですか?ネギが苦手です……あと炭酸も……」
……ストライプはネギと炭酸が苦手、バンブ、しっかり覚えておけよ……
バンブは出店で肉串とたこ焼きとジュースを買い込むと、ギルド横のブンドル自然公園へ向った。
次回サブタイトルは 第八話 今後の相談 の予定です。
毎回ご愛読ありがとうございます。
登録評価、よろしくお願い致します。




