表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラインハトルの塔 (2026.6)  作者: MAYAKO


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

64/70

第五八話 6日目・ドリオンの塔 奪われたネコ     

今晩は。

投稿です。


 一目惚れは存在する。


 それは全てに存在する。

 ある人にとってはイラスト、またある人にとってはスイーツか?

 車でありモーターバイク、小鳥であり、音楽!

 子犬大型犬、なんであろうと関係ない。


 そう異性、同性、関係なく惚れるときには惚れるのだ。

 陶器のネコに愛おしさをMAXに感じたユトラン。

 その仕草、表情!

 このネコの置物は、全てがユトランのために作られた子ネコなのだ!

 ユトランはそう思った!

 手に取ろうとそっ、と手を出すと、横から異様にデカい手が迫った!


「!?」


 驚いて固まるユトラン。それでもネコは譲れないっ!

 しかし、一瞬の躊躇いが後悔を生んだ。


「ああっ!?」

「もらいっ!これは私のだ!」


 頭上より声が響く。


「そんなぁ……」


 横を見ると、お臍のピアスが見えた。どうやら相手は座っているようである。


「え?」


 どんだけ大きいの!?

 ビックリして見上げると、そこには2m程の大きな女性がいた。

 驚き固まるユトラン。


「え?」


 ユトランを認めると、お臍ピアスの女性も固まった。


(なんで?なんで!こいつがここにいるのだ!?)


 明らかに驚きの表情を浮かべる、お臍ピアスの女性。


「ネッコが……ああ、ユトランのネッコ……しくしく……」


 そこにすっ、と割り込むルンルン。


「おい、なんでここにブンドル騎士団がいるんだ?それも団長が?」

「あん?なんだと?獣臭いと思ったら犬ころか?よかったなぁ?ここはペット入店可だ」

「横取りは騎士団の名物か?」

「んだと?ごらぁ?」


 そう、それはブンドル騎士団のレイン団長だ。

 レイン団長、口では余裕を見せたが、内心は焦りまくりである!


(え?なんでここにクライマーズ49がいるんだ!?大通りのはずではなかったのか!?)


 団長はユトランの監視を部下に任せ、自分はお気に入りの雑貨店に寄っていたのだ!

 サボりである!職務怠慢である!


(しかし、この状況は……)


 部下にはパイプを作れとか言っておきながら、自身がパイプ役適任になっているのだ。

 この状況を利用しない手はない!

 ないのだが、あまりにも唐突すぎた。

 団長は白黒ネコの置物に心奪われ、周囲をまったく見ていなかった!

 その焦りにいち早く気が付くルンルン。


(ん?なんだ?こいつ、何を焦っているのだ?体臭が変わったぞ?なぜユトと出会って焦る?何か企んでいたのか!?)


 団長は、チラリとデカい綺麗なガラス窓から外を見る。


(……あっ……)


 変装した部下達が、こちらを見ている。

 部下達は思った。


(団長!ナイスです!グッドタイミングです!さすがですっ!)


 彼らの目には、パイプとはこのように自然に作るのだ!

 と、まるでお手本を見せつけられているように、映った!


 一方、サボっていた団長さん。

 サボってお買い物していた彼女はやましさがある。

 部下の目が冷ややかに、限りなく冷たく見えるのだ。


(こ、これはどうしても繋げなければ!)


 珍しく焦るレイン団長。

 そう、焦ってもいいことはない。

 急いては事をし損じる、まさにそれである。

次回サブタイトルは 第五九話 6日目・ドリオンの塔 49と70 です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ