第五五話 6日目・ドリオンの塔 温泉でゆっくり
今晩は。
投稿です。
電気、水道、ガス、私の地区は今のところ復旧しました。
水の出が少ないですが、それでも大助かりです。
イオンモールクレアは先週、マイケルさんを観に行きました。
あのクレアが。
小さい頃からの思い出の場所なんですが。
「やったね!ユトラン!」
「うん!バンお兄ちゃん!」
エコーする二人の声。
チキンキャロット家自慢の温泉である。
男湯女湯の仕切り越しに会話する二人。
それは仲のいい恋人、夫婦のようでもある。
「バンお兄ちゃん、怪我はどう?」
「ユトランの回復で大丈夫だよ、ユトランこそ疲れただろう?あれだけのバトル……」
「え?でもドリオンの塔の主はレベル200くらいでしょう?疲れたなんて言ってられないよ!」
タフだなぁ、とか思っているバンブ。
そんな二人の様子をじっとして聞いているルンルンとロボウ。
脱衣室のドアの前である。
「なぁロボウ、もう別々じゃなくて一緒の風呂に入ったらいいんじゃね?」
「ルンルン!なんと破廉恥な!」
「そうかぁ?」
「未婚の男女が同じ、お、お風呂など!」
「え?でもロボウの国さぁ、混浴が当り前って聞いたぜ?」
「昔の話しですぞ!」
「あんだよ、今は違うのか?」
「……一部で好評ですぞ」
「全部だろ?」
「我が故郷を誤解しておらぬか!?」
「なぁロボウ、あの二人結婚するのかなぁ?」
ころっ、と会話が変わるルンルン。
「無理ですな」
「即答かよ、つまらん答えだ」
「しかし、個人の意見としては……」
「意見としては?」
「あのお二人、不幸になってほしくありませんな」
「幸せになってほしいと?」
「……」
ロボウは答えない。
監視役の仕事が優先順位1位である。
しかし人として、年老いた戦士としてバンブとユトランには思いがあるロボウ。
そこにやって来るロック。
「バンブは風呂か?」
「はい、ロックさま」
「49階制覇したんだって?」
「そのようです、ですが坊ちゃんにとっては、小手調べですな」
「だよな、なんせ目標はドリオンの塔だからな」
「ロック、なんか用か?覗きはダメだぞ」
ユトラン・ガードのルンルン。
何人も通さないし、覗きはゆるさん!
一緒に寝た日から、ユトランとバンブはルンルンの保護対象である。
ルンルンはバンブとユトランを自分の子供ポジションに設定しているのだ。
「高角砲とゴーレムの改造、全て終ったぜ」
「え?速くねぇか?」
「王が特別資金を組んで新材料と共に送ってきた、明日にでもアタックできるぜ。まぁ一番の功績は小さなおじさん達だが……」
「ご飯でも食べながら相談する?」
ルンルンが尋ねる。
「いいけど、またオニギリか?」
「うちはオニギリしかねーよ!」
「ほほっ、美味しいオニギリが沢山ある、と言って欲しいですな」
「まぁ確かにオニギリ美味しいし、美味いけどよ」
そして食堂に集まる4人とミミッコ。
今回はここまでです。
次回サブタイトルは未定ですが、おそらく 第五六話 6日目・ドリオンの塔 ある戦士の死 になる予定です。
余震が大きく、回数も10年前に比べて多いような気がします。
とても怖いです。
毎回ご愛読ありがとうございます。




