第五六話 5日目・ドリオンの塔 お話しの前に
今晩は。
投稿です。
「まぁその前に手当が先か」
深刻な顔で告げるブンドル騎士団の団長。
「「え?」」
「お話しの前に手当だ!」
「お話し?尋問じゃねぇのか」
「お前ら、最低限の手当だけで傷だらけの血まみれだぞ!」
改めてお互いを見るデテイとガクオン。
「「あ」」
装備はボロボロ、大小の傷が全身に見てとれる。
「あじゃないだろ!おい、ヒーラー!騎士団の一流回復を見せてやれ!」
現われたのは、ローブを纏ったショートカットの女性だ。
身長は160㎝くらいだろうか、姿勢良く綺麗に歩く白魔道士である。
……はっ……ではお二方、こちらへ……治療しますよ……
そう、ユトランは魔力温存のため、最小、最低限の回復しかしていないのだ。
……レ、レインさま……
「どうした?一流ヒーラー?」
……ギルドマスターは少なくとも3回は死んでいます……
「なっ!?」
驚くレイン。
「はぁああ!?」
さらに驚くギルドマスターのデテイ。
「お、おいおい、俺は3回も死んでいるのか?俺はもう死んでいる!?」
……ギリギリで回復し、命を繋いでいます……
「おい、ギルマス!ユトランに感謝だな」
……そういうガクオンは少なくとも5回は致命傷を受けています……
「!?」
……最低限の回復魔法でこちらも命を繋いでいます、脅威です!このような白魔道士がいるとは……ま、まぁ傷痕からの予想ですが……
「おいおい、このオレが5回も死んでいると!?」
……はい、心臓に修復された後が3箇所あります……
「!」
……背骨も2箇所……
「ギルマス」
「なんだガクオン?」
「ユトちゃんって甘いモノ好きかな?」
「まぁ普通子供は甘いモノ、好きじゃねぇのか?で?なんで甘いモノなんだよ?」
「あとでケーキでも買ってお礼に行くか?」
「……そうだな、ホールケーキ3号くらいでいいか?」
「いや、ここは5号だろう」
意外とケーキに詳しいギルマスとガクオン。
「おい、女の子のお礼に3?5?ここは10号だろう!情けない男共だな!命の恩人だぞ!10号プラス生涯忠誠を誓え!それくらいの気骨を見せろ!」
「「え?」」
「何度命を救われた?それにお前らはもうクライマーズ49なんだぞ!この称号は誰のお陰だっ!」
「「……すまん」」
なぜか綺麗にハモり、レインに謝る二人。
ブンドル騎士団、団長ナルオーエル・レイン、身長2m体重70㎏Jカップの29歳。
幾多の戦場で名を上げ、隣国からは鬼人、男の敵とまで言われている猛女である。
戦場で彼女をXXXしてXXXし、さらにXXXしようと群がる男共。
全て、男共は返り討ちに遭っている。
男どもは戦闘不能の不能になり、最近は彼女が戦場に立つだけで、不心得な男共は逃げ出すという。
そのレインが、デテイとガクオンの治療後、ヒーラーをこっそりと呼び出す。
「それ程までに凄いヒーラーなのか?」
……はい……私を軽く越えます……
「……うちに欲しいなぁ」
……え?し、しかし相手はチキンキャロット家の白魔道士です……
「歳は幾つだ、バンブ殿とユトラン嬢は?」
……16か17かと……
「若いな、仲を裂けないか?」
……!……
「不仲にし、そこへブンドル騎士団が声を掛けよう、ユトラン嬢を靡かせろ。なに、まだ子供だ、少しつつけばすぐに不信になり別れるだろう」
……貴族さまの白魔道士を奪うと!?……
「奪う?違う違う、白魔道士自ら、そう向こうから来てもらうのだ」
獲物を狙う眼になるナルオーエル・レイン。
気が昂ぶり、白魔道士を抱き上げる。
……あっ……
唇を奪い、ローブの中に手を入れいる。
……あっ……お、お許しを……
「ユトランに接触し、パイプを作れ」
……ん……こ、こんなところで……お許しを……
「騎士団を動かし、ユトランを手に入れろ、いいな?」
……はい……あっ……
白魔道士はレインに蹂躙されていく。
今回はここまでです。
次回サブタイトルは未定です。
毎回ご愛読ありがとうございます。
熊本地震被災。
暫く投稿はできません。




