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ラインハトルの塔 (2026.6)  作者: MAYAKO


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第五六話 5日目・ドリオンの塔 お話しの前に     

今晩は。

投稿です。


「まぁその前に手当が先か」


 深刻な顔で告げるブンドル騎士団の団長。


「「え?」」

「お話しの前に手当だ!」

「お話し?尋問じゃねぇのか」

「お前ら、最低限の手当だけで傷だらけの血まみれだぞ!」


 改めてお互いを見るデテイとガクオン。


「「あ」」


 装備はボロボロ、大小の傷が全身に見てとれる。


「あじゃないだろ!おい、ヒーラー!騎士団の一流回復を見せてやれ!」


 現われたのは、ローブを纏ったショートカットの女性だ。

 身長は160㎝くらいだろうか、姿勢良く綺麗に歩く白魔道士である。


 ……はっ……ではお二方、こちらへ……治療しますよ……


 そう、ユトランは魔力温存のため、最小、最低限の回復しかしていないのだ。


 ……レ、レインさま……


「どうした?一流ヒーラー?」


 ……ギルドマスターは少なくとも3回は死んでいます……


「なっ!?」


 驚くレイン。


「はぁああ!?」


 さらに驚くギルドマスターのデテイ。


「お、おいおい、俺は3回も死んでいるのか?俺はもう死んでいる!?」


 ……ギリギリで回復し、命を(つな)いでいます……


「おい、ギルマス!ユトランに感謝だな」


 ……そういうガクオンは少なくとも5回は致命傷を受けています……


「!?」


 ……最低限の回復魔法でこちらも命を繋いでいます、脅威です!このような白魔道士がいるとは……ま、まぁ傷痕からの予想ですが……


「おいおい、このオレが5回も死んでいると!?」


 ……はい、心臓に修復された後が3箇所あります……


「!」


 ……背骨も2箇所……


「ギルマス」

「なんだガクオン?」

「ユトちゃんって甘いモノ好きかな?」

「まぁ普通子供は甘いモノ、好きじゃねぇのか?で?なんで甘いモノなんだよ?」

「あとでケーキでも買ってお礼に行くか?」

「……そうだな、ホールケーキ3号くらいでいいか?」

「いや、ここは5号だろう」


 意外とケーキに詳しいギルマスとガクオン。


「おい、女の子のお礼に3?5?ここは10号だろう!情けない男共だな!命の恩人だぞ!10号プラス生涯忠誠を誓え!それくらいの気骨を見せろ!」


「「え?」」


「何度命を救われた?それにお前らはもうクライマーズ49なんだぞ!この称号は誰のお陰だっ!」


「「……すまん」」


 なぜか綺麗にハモり、レインに謝る二人。

 ブンドル騎士団、団長ナルオーエル・レイン、身長2m体重70㎏Jカップの29歳。

 幾多の戦場で名を上げ、隣国からは鬼人、男の敵とまで言われている猛女である。

 戦場で彼女をXXXしてXXXし、さらにXXXしようと群がる男共。


 全て、男共は返り討ちに遭っている。


 男どもは()()()()()()になり、最近は彼女が戦場に立つだけで、不心得な男共は逃げ出すという。


 そのレインが、デテイとガクオンの治療後、ヒーラーをこっそりと呼び出す。


「それ程までに凄いヒーラーなのか?」


 ……はい……私を軽く越えます……


「……うちに欲しいなぁ」


 ……え?し、しかし相手はチキンキャロット家の白魔道士です……


「歳は幾つだ、バンブ殿とユトラン嬢は?」


 ……16か17かと……


「若いな、仲を裂けないか?」


 ……!……


「不仲にし、そこへブンドル騎士団が声を掛けよう、ユトラン嬢を(なび)かせろ。なに、まだ子供だ、少しつつけばすぐに不信になり別れるだろう」


 ……貴族さまの白魔道士を奪うと!?……


「奪う?違う違う、白魔道士自ら、そう向こうから来てもらうのだ」


 獲物を狙う眼になるナルオーエル・レイン。

 気が昂ぶり、白魔道士を抱き上げる。


 ……あっ……


 唇を奪い、ローブの中に手を入れいる。


 ……あっ……お、お許しを……


「ユトランに接触し、パイプを作れ」


 ……ん……こ、こんなところで……お許しを……


「騎士団を動かし、ユトランを手に入れろ、いいな?」


 ……はい……あっ……


 白魔道士はレインに蹂躙されていく。


 今回はここまでです。

次回サブタイトルは未定です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

熊本地震被災。

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