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ラインハトルの塔 (2026.6)  作者: MAYAKO


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57/73

第五五話 5日目・ドリオンの塔 騎士団登場     

月曜日15時、お茶の時間です。


 ギルド本部は大混乱である。


 ……おいっ!49階をクリアしたぞっ!……

 ……反応が消えました!……

 ……ギルマスとの連絡は!?……

 ……途絶えました!……

 ……なにが起っているんだ!?……

 ……相討ちか?……

 ……き、騎士団到着!……


「何があった?」


 ……ギルマスが49階、クリアしました……


「は?昨日会ったが?」


 一日で49階到達は不可能である。

 ブンドル騎士団は70階まで制覇している、現在の最高タイトルホルダーなのだ。

 49階までの道程は容易いモノではない。

 それは団長が一番知っている。

 何か、異常なことが起きている?ギルドマスターのメンバーが気になった。


 ブンドル騎士団、団長ナルオーエル・レイン。

 身長2m体重70㎏、鬼人の別名を持つ騎士である。


「ギルドマスター・デテイは無事か?」


 ……消えました……


「消えた?死んだのか?ギルマスと誰が登っている?」


 ……ガクオンです……


「あいつか!?二人だけか?」


 ……チキンキャロット家当主さまとクライマーズ48のユトランです……


「問題児ばかりだな!」


 ……49階で再びバトル!?……

 ……誰が戦っているのだ!?……


「ガクオンか?」


 ……いえ、この反応は?召喚?……


「……バンブ殿は召喚士だったな、経過を順を追って話せ、それからオリオン・ドリオンの塔を閉鎖しろ!誰も入れるな、登っているヤツは全員戻せ!」


 ……え?……


「真相が明らかになるまで、立ち入り禁止だ!危険過ぎる!」


 ……騎士団長、もともと塔は危険な場所ですが……


「今までの塔の常識外の出来事が起っているのだろう?クライマーズを全員、塔から避難させろ、ブンドル騎士団半数でいいか、行ってこい!」


 ……はっ……


「副長!」


 ……はっ……


「ギルド・プロノバにも通達、違反は処罰する。全員退避だ、必ず伝えろ」


 ……はっ……


 足早にその場を去る騎士団員。


 ……マジックポーチに反応あり!……

 ……ブラックキラースパイダーの爪と針が……素材が多数!……


(おそらく一番の問題児はバンブ殿か?屋敷への襲撃もあったと聞く……)


「……バンブ殿、一体何を?……」


 ……1階に反応ありっ!……

 ……4名分、皆無事です!……

 ……おい、何人か行ってこい!……

 ……クライマーズ49の帰還だ!……


「……私も行こう、確認だが、本当に49階にいたんだな?」


 ……こちらのポーチが出てきたモノ、見て下さい……


 フロアに列ぶ黒焦げの素材?

 周囲の者達は、ほぼ全員頭上に『?』マークが浮いている。

 なんだこの焦げた素材は?

 辺りに立ち籠める焦げた臭い。

 それはMAYAKOの失敗した目玉焼きより真っ黒である。


 ……かなり焦げたり破損が激しいですが……


「……ああ、確かにこれは49階のエリアボス、ブラックキラースパイダーだな。しかしなんだこれは?損傷が激し過ぎないか?」


 ……確かに……

 ……何があったのでしょう……

 ……おい、これ使えるのか?……


(オーバーキルか?誰だここまで攻撃できる者は?)


 団長は慎重に考える。


「1階か、行けば分かるか……3名ここに残れ、残りはついてこい!」


 ……はっ……


 オリオン・ドリオンの塔1階。

 大混乱である!


 今回はここまでです。

次回サブタイトルは 第五五話 5日目・ドリオンの塔 よ? です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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